【北京オリンピック】おかしい判定まとめ!不正が疑われる競技が多すぎる!

2022年2月4日から熱戦が繰り広げられている北京オリンピック。

真剣に競技に向き合う選手たちの思いを踏みにじるかのように、おかしい・不思議な判定が続出し、不正が働いているように感じる人が続出しています。

一体、何が起きているのでしょうか。

この記事では、北京オリンピックで発生しているおかしい出来事をまとめてご紹介します。

【北京オリンピック】おかしい判定まとめ!

2022年2月4日に開幕した北京オリンピックで騒がれているおかしい・不正にも思われる判定や出来事があった競技は、次の5競技です。

  • ショートトラック
  • スピードスケート
  • スキージャンプ
  • パラレル大回転
  • フィギュアスケート
  • スノーボード

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【北京オリンピック】おかしい判定①ショートトラック

最初におかしい判定があったのは、ショートトラックです。

しかも、おかしい判定は1つではなく、いくつか起きています。

混合団体リレー準決勝での疑惑の判定

最初に疑惑の判定がされたのは、2月5日に開催されたスピードスケート・ショートトラック混合リレーの準決勝でした。

  • アメリカ
  • 中国
  • ハンガリー
  • ROC(ロシア)

の4ヶ国の代表選手によって競技は行われ、

  1. ハンガリー
  2. アメリカ
  3. 中国
  4. ROC(ロシア)

の順でゴールしたので上位のハンガリー、アメリカが決勝に進出するかと思われたところ、ビデオ判定によってアメリカ、ROCがレース中に中国を妨害したとして失格に。

そのため、中国が繰り上がって2位となり、決勝に進出したのです。

同メディアは反則の場面を詳細に分析。「まったく理解できない判定だった。試合を振り返ってみると、14周を残した時点で走者を変える過程で中国が邪魔されたのは事実だ。しかし直接的な妨害をしたROCのペナルティーは妥当だが、米国まで失格させた部分は議論が起きる」と直接中国選手に触れていない米国の失格を疑問視した。

(引用:Yahoo!ニュース)

※同メディアとは韓国メディア「デーリアン」のこと

この判定には韓国メディアだけではなく、アメリカでも議論が起きています。

しかも、中国は第2走者から第3走者にタッチできずにレースを続けた疑惑もあるにもかかわらず、何ら処分がないことも指摘されています。

最終的に中国はこの種目で金メダルを獲得しており、「疑惑の金メダル」状態です。

男子1000m準決勝で韓国選手2人が失格

2月7日に行われた男子1000メートルの準決勝では、メダル獲得を期待されていた韓国選手2人が失格となりました。

1組目にはエースのファン・デホン選手が出場し1位通過していましたが、レーン変更の反則を犯したとして失格に。

2組目には若手ホープのイ・ジュンソ選手が出場し2位通過するも、こちらもレーン変更の反則を犯したとして失格になったのです。

1組目→任 子威選手、李 文竜選手

2組目→武 大靖選手

の中国人3選手が出場しており、韓国人選手2人の失格によって、李 文竜選手、武 大靖選手がそれぞれ繰り上がって決勝に進出したのです。

そして、1組目で着順2位(繰上り1位)の任 子威選手が金メダル、

同じく1組目で着順3位(繰上り2位)の李 文竜選手が銀メダルを獲得しており、物議を醸しています。

この判定を受けて韓国はスポーツ仲裁裁判所に提訴する意向を示しています。

韓国選手団の団長は8日の記者会見で「スポーツはフェアプレーが大切だ。それでこそ、われわれは夢を実現することができる」と述べて7日、ISU=国際スケート連盟とIOC=国際オリンピック委員会に苦情を申し立て、今後、CASに提訴する意向を明らかにしたということです。

(引用:NHK

五輪は”平和の祭典”ともいわれますが、平和の「へ」の字も感じられない事態になりつつあります。

男子1000m決勝でハンガリー選手が失格

男子1000メートルにおいては、決勝でも疑惑の判定がありました。

決勝には、先述の中国人選手3人とハンガリー選手2人が進出。

フィニッシュ直前、任 子威選手とハンガリーのシャオリンサンドル・リュウ選手が競り合って、シャオリンサンドル・リュウ選手が1位でフィニッシュ。

ですが、シャオリンサンドル・リュウ選手が任 子威選手の胸元を掴んでいたとして失格になりました。

そのため、任 子威選手が繰り上がりで金メダル獲得となったのです。

立て続けに「失格→中国人選手の繰り上げ」が発生していることから、どうしても不正が疑われてしまいます。

しかも、レース開始後、トラック上に金属片が確認されて再スタートとなった背景もあり、金属片が落ちていた理由も気になるところです。

【北京オリンピック】おかしい判定②スピードスケート

スピードスケートでも不可思議な出来事がありました。

女子1500mで高木菜那は妨害を受ける

2月7日の女子1500メートルでは、日本代表選手・高木菜那さんは妨害とも思われる行為を受けました。

本来、スピードスケートにおいては、バックストレッチでレーンを変えるときは外側の選手に優先権があります。

にもかかわらず、ラスト1周のバックストレッチでは内側を滑走していた中国人選手がレーンを譲らず、高木菜那さんは接触し、失速してしまったのです。

その結果、高木菜那さんは8位になってしまいました。

レース後、ミックスゾーンに現れた高木菜は、「あれはさすがに相手がダメ。なんで譲ってくれなかったのかというか…」と気持ちの整理が付かないようす。自国開催の中国選手に「結果を残したい気持ちは分かる」と理解しつつも、「アウトが優先というのは、しっかりやってほしかった」と話した。

(引用:Yahoo!ニュース)

高木菜那さんも悔しさをにじませており、ルールが守られていないにもかかわらずお咎めがないのは疑問が残ります。

男子500mでのフライング判定に疑問の声

2月12日に行われた男子500メートルでは、14組目、15組目のスタートのフライング判定に対して疑問の声があがっています。

14組目には日本の森重航選手、ROCのビクトル・ムシュタコフ選手が登場。

1度目のスタートで森重航選手がフライングをとられました。

そして、15組目には日本の新浜立也選手と、カナダのローラン・デュブルイユ選手が登場し、1度目のスタートでローラン・デュブルイユ選手がフライングをとられています。

14組目、15組目ともに2度目のスタートはフライングをとられることはありませんでした。

ですが、スローで確認するとランプが点灯した後にスタートしており、なぜフライングがとられたのか納得できない視聴者が続出しています。

森重航選手は2度目のスタートでも調子を乱されることなく好タイムを出し、銅メダルを獲得しましたが、15組目の

  • 新浜立也選手は持ち前のスタートダッシュを決められなかった
  • ローラン・デュブルイユ選手は昨季世界王者にかかわらずタイムが伸びなかった

多少なりとも再スタートなったことで影響を受けています。

参考

スピードスケートは2回目のフライングをすると即失格になります。

たとえ1回目にフライングをしていなかっても2回目にフライングした走者が失格になるため、1度フライングがとられると緊張感が高まります。

スピードスケート独自のフライングルールによって、14組目、15組目の選手が本来の実力を十二分に発揮できなかった可能性が高いでしょう。

おかしなフライング判定にもモヤっとしますが、スピードスケートの2回目にフライングした選手が失格というルールも見直す必要性があるようにも感じます。

【北京オリンピック】おかしい判定③スキージャンプ

そして、スキージャンプの混合団体での高梨沙羅さんの失格もおかしい出来事といえるでしょう。

高梨沙羅さんは1回目のジャンプ後、スーツの太もも周りが規定よりも2センチ大きいと規定違反となり、失格に。

2回目のジャンプにはスーツを調整して挑み、記録もつきましたが、2回目のジャンプが終わった後、うずくまる姿が印象的でした。

しかも、スーツの規定違反を受けたのは高梨沙羅さんだけではなく、

  • オーストリア
  • ドイツ
  • ノルウェー

と、メダル争いに食い込む実力のある4ヶ国の5人の女性選手が失格となったのです。

試合後、ジャンプ競技のマテリアルコントロール責任者でポーランド人のアガ・ボンチフスカ氏は、ノルウェー紙「VG」に対し「新たな測定の手順は一切踏んでいない」と主張した。しかし、シリエ・オプセトが失格したノルウェー代表のブラーテン監督は、今回の測定の仕方がいかに異質だったかを詳細な情報とともに同紙に明かした。

(引用:Yahoo!ニュース)

いつもとは違う手順で測定が行われたという主張もあり、日本だけではなく各国で波紋を広げています。

日が経つことにつれ新しい情報もでており、2月10日には次のような指摘があります。

ドイツのホルンガッハー監督によると、通常ならマテリアルコントローラーは男子種目には男性、女子種目には女性が担当。しかし今回の混合団体では、男性コントローラーが突然、女子の測定にもついてきたという。ハンナバルト氏はドイツメディア「ワトソン」に対し、団体戦で着用したスーツは個人戦で女性のコントローラーがOKを出したものだったが、団体戦では男性コントローラーが違うやり方で測定したことから今回の大混乱が起きたと指摘した。

(引用:東スポ

女子選手の測定に急遽ついてきたのは、フィンランド人のミカ・ユッカラ氏

ミカ・ユッカラ氏は厳格な測定をすることで知られており、なんの事前通達もなくピックアップされた選手だけが測定されたことで今回の大混乱が起きた様子です。

事前通達をしたり、一部の選手だけではなく全選手を測定しておけばまた違った結果になっていたのではないでしょうか。

この出来事については、まだまだ新たな情報がでてきそうです。

【北京オリンピック】おかしい判定④パラレル大回転

2月8日には、パラレル大回転のベテラン選手・竹内智香さんが妨害と判定され、1回戦を敗退しました。

パラレル大回転は、2人の選手が並走しながらタイムを競う競技。

レース後半に竹内智香さんはバランスを崩してしまい、並走していたドイツ人選手のコース側に転倒してしまいました。

竹内智香さんはすぐに起き上がって、ドイツ人選手よりも早くフィニッシュしましたが、相手の進路を妨害したとして敗退となったのです。

レース後、「こういう終わり方をするのは非常に悔しい。でも、それ以上に99パーセントが素晴らしく楽しい時間だった」と振り返った竹内。判定については「ヨーロッパスポーツの力を感じる。ジャッジの8人中6人がドイツ人なので、ノーチャンスだと感じた」と話した。

(引用:Yahoo!ニュース)

このように語っており、判定にはモヤモヤが残ります。

公平なジャッジが求められるにもかかわらず、ジャッジの半数以上が1つの国に偏っているのはいかがなものなのでしょうか。

竹内智香さんと並走していた選手がドイツ人でなければ、違った結果だったのかもと思ってしまいます。

【北京オリンピック】おかしい判定⑤フィギュアスケート

フィギュアスケートでもおかしな出来事が起きています。

疑惑の審判を起用

北京オリンピックでのフィギュアスケート男子の競技が始まる前、疑惑の審判が起用されることが決定され、ザワつきました。

疑惑の審判とは中国人の男性審判フアン・フェン氏のことで、2018年の平昌オリンピック時、中国人選手をひいきにする採点をしたとして1年間の資格停止処分を受けていました。

平昌オリンピックから4年が経っており、資格停止期間は終了しています。

審判に起用されること自体には問題ありませんが、

  • 開催国が中国
  • スケート競技で疑惑の判定が相次いでいる

という北京五輪の背景を考えると、不安を感ぜずにいられません。

国際スケート連盟によると監視と罰則の機能がきちんと機能していることから、起用にいたったとのこと。

監視と罰則の機能が正常に機能することはもちろんですが、スポーツマンシップにのっとり、平昌オリンピックと同じことが起きないことを祈ります。

法的問題でメダルセレモニーが中止

2月8日に開催予定だった団体のメダルセレモニーが、法的な問題を理由に急遽、中止となりました。

2月9日時点ではそれ以上の詳細を話すことができないということでしたが、10日にはROC(ロシア)のカミラ・ワリエワ選手にドーピング疑惑があることが報道されました。

北京冬季オリンピック(五輪)フィギュアスケート団体で金メダルだったロシア・オリンピック委員会(ROC)の15歳の女子選手、カミラ・ワリエワがドーピング検査で陽性反応を示したと報じた。

(引用:日刊スポーツ

個人戦への出場が危ぶまれましたが、14日にはスポーツ仲裁裁判所(CAS)が、

  • 15歳のカミラ・ワリエワ選手は処分軽減の保護対象である
  • 陽性反応を示したのは五輪期間中ではなく2021年開催のロシア大会で行われた検査
  • 出場を認めないとカミラ・ワリエワ選手に大きな損害を与える

ことなどを理由に個人戦への出場を認めています。

カミラ・ワリエワ選手は女子フィギュアの金メダル最有力候補

そんなカミラ・ワリエワ選手の演技を見ることができるのは嬉しい限りですが、演技を見ながらモヤっとした気持ちを抱く視聴者も多そうです・・・

また、出場停止が免れたことで団体の順位も

1位:ROC(ロシア)

2位:アメリカ

3位:日本

から変更はなさそうです。

起きてしまったことはなかったことにできません。

せめて今回の一件をきっかけに、検査結果が出るまで約2ヶ月かかるような体制が見直され、疑惑のないクリーンな状況で素晴らしい演技を披露してくれる環境が整ってほしいものです。

【北京オリンピック】おかしい判定⑥スノーボード

2月11日に行われたスノーボード・ハーフパイプにおいても、おかしな判定(採点)がありました。

1本目に転倒したため9位発進だったメダル候補・平野歩夢選手。

2本目はノーミスで誰もが1位に躍り出ると確信した試技にもかかわらず、点数は91.75点と伸びず暫定2位という結果に。

これには会場でもブーイングが起こり、後に平野歩夢さん自身も2回目の採点に納得できなかったと語っていました。

結果的に点数が伸びなかった怒りを上手く3回目の試技にぶつけたことで金メダルを獲得しましたが、2回目の採点には世界中で論争が起きています。

それにしても、今回の北京オリンピックはおかしいことが多い印象が否めません。

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